自分より仕事をしないのに、高い給料をもらっている人がいる時の対応とは?

セルフコーチング

「あの人、全然仕事しないんですよ」

と、若手の社員が職場の問題について話していたことがあります。

年齢は一回りも上の人なのに、自分や周囲の人よりも仕事をしない。

でも給料は自分より高い金額をもらっている。

「不公平ですよね」

モチベーションが下がると、嘆いていました。

 

1.他人の給料とモチベーション

今日のテーマは、

他人の給料とモチベーションについて。

 

あなたは同じようなことを思ったことはありますか?

 

誰かが仕事をするとかしないとか。

給料が高いとか低いとか。

 

できれば、そういうことに振り回されることなく、

自分のやるべきことに集中できたら良いですよね^^

 

そもそも。

このようなことが起きる本当の原因は何かというと

 

「仕事をしない上司がいる」

「それを見過ごしている風習がある」

 

…では無いんですよね。

 

大きな原因の一つは

 

 

「他人の仕事量や給料に意識を集中している」

 

 

です。

 

 

もちろん

「仕事をしない上司がいる」

「それを見過ごしている風習がある」

というのも、原因にはなります。

 

年功序列がある会社ではよくある話でしょう。

私も昔は同じことを思ってる時がありました^^;

「自分よりもらってるなら、もっとやってくれよ」って。

 

ですが、このようにモチベーションの上下を「他人の給料」にフォーカスしていると、

一向に上がりません。

なぜでしょうか?

 

2.コントロールが難しいことに意識を向けていませんか?

他人の仕事量や給料を気にしていても、その不満は一向に解消されません。

その理由の一つとして

「自分ではコントロールが難しいこと」があります。

 

”仕事をしないのに自分より高い給料をもらっている人がいる”

 

もし、この不満を解決するとしたらどんな方法があるかというと…

 

A その人の給料を下げる

B 自分の給料を上げる

C その人にもっと仕事をしてもらう

 

この3つになりますよね。

 

では、あなたがコントロールできることはどれでしょうか?

 

AとBは、給料自体の上げ下げは会社の場合規程があるから難しいですよね。

ではCはどうでしょうか?

 

例えば、もっと仕事をするように本人やその上司に働きかけることができますね。

ですが、もしやる気が無くてあなたより仕事をしていない場合、

人から言われてもそう簡単にやる気なんて出ません。

また、もしかしたら本人は「十分仕事をしている」「忙しい」と思っている可能性もあります。

 

あなたの解釈と本人の解釈にズレがある可能性があります。

 

何より、一番大事なことですが、

ここにあなたの労力を使うと、非常に大変です。

改善に時間もかかりますし、ストレスも溜まりますよね。

 

また、他人の給料や仕事量を重要視して毎日仕事をしていると、

働く行為を「業務量とお金」を基準に考えるようになってしまいます。

 

人が変わる度に、誰がどれくらい働いていて、自分より収入は高いか低いか?

無意識に比べるようになります。

そして、自分自身に対しても、その基準を縛り付けることになります。

この思考で毎日仕事をして、満たされる日は来るのでしょうか?

 

3.自分の思いにフォーカスしてみましょう

気にするなと、意識するなと言われても、

自分が忙しかったり、面倒事を引き受けて頑張っているのに、

仕事をしない人を見るとイラッとしてしまう。

そんなことって、ありますよね。笑

 

では、ここまでお伝えした上でお聞きします。

 

「他人の仕事量や給料に意識を集中してしまうのは何故でしょうか?」

 

何がそうさせているのでしょうか?

理想の状態はどんな状態ですか?

 

業務を抱えすぎていて忙しすぎるから、もっと余裕を持ちたい。

これだけ頑張っているのだから、もっと人から認められたい。

 

「コントロールが難しい他人のこと」ではなく、

あなたの中にある思いは何でしょうか?

 

フォーカスを

他人から自分に移してみましょう。

「自分にフォーカスすること」を意識してみましょう。

 

あなたは目指している場所はどこでしょうか?

 

大きな企画を無事に終わらせることですか?

売上○○○万を達成することですか?

組織に貢献しながら、生き生きと楽しく仕事をしている状態ですか?

それとも、能力を磨いて将来的に起業することでしょうか?

 

そこに辿りつくことと、他人の仕事量や給料は本当に関係ありますか^^?

 

そして、私の場合ですが、

「副業」はこの意識を変える一つの効果的な方法でした。

 

副業は会社とは別に、自分でビジネスをすることになります。

規模は小さくても、

経営者意識やビジネスマインドを高めることができます。

 

すると、毎日の仕事も、

「自分の成長の場」だという思いが強くなりました。

 

例えば「もっとお客さんに喜んでもらうにはどうしたらいいのか?」とか、

「この問題を解決するにはどうしたらいいのか?」とか

自分の経験や成長にどんどん意識が向くようになります。

すると、それを達成するための行動に集中できます。

経験を積んだり、問題を乗り越えたりすることで充実感が得られます。

 

仕事をしない人の存在によって自分の業務量が増えても、

それが自分の経験になると思えば、良いことだと受け止めることもできます。

 

また、これはちょっと極端かもしれませんが

以前、ある経営塾で副業で月収200万以上の方とお話した時、

「自分の方が稼いでいるから、今は会社で上司に何を言われても気にならない」

とおっしゃっていました。笑

 

4.あなたがやりたいことに集中するために

他人の仕事量や給料にモチベーションが大きく影響されているのは

 

「他人の仕事量や給料意識を集中している」

 

自分の中にあるこの気持ちが大きな原因です。

 

そもそも他人の仕事量や給料にフォーカスしてしまう

「自分の中にある思い」に目を向けてみましょう。

 

そうすれば、自分が目指す場所が見えてきて

そのためにやるべきことに集中することができます。

 

まずは、あなたはどこを目指していますか?

そのために、やるべきことは何でしょうか?

これを具体的にして、

あなたらしい「モチベーションの源泉」を見つけてみてくださいね^^

 

 

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